蓄電池の失敗事例7選を大公開！原因や後悔しないための知識・選び方を徹底解説

「蓄電池の失敗事例にはどんなケースがある？」
「後悔しないためにはどうしたらいい？」

蓄電池は電気代が節約できたり、停電に備えられるのがメリットです。2024年7月現在、日本では災害対策として導入する人が増えています。

しかし、蓄電池の導入で失敗する場合があります。電気代が節約できなかったり、設置トラブルになるケースも……

本記事では、蓄電池の失敗事例や原因について徹底解説します。後悔しないための選び方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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蓄電池で失敗しやすい原因

蓄電池の導入で失敗する原因は、検討が不十分であることです。製品や業者など、慎重に見極めれば問題にはならない場合が多いです。

導入目的を決めて、自宅の環境に合った蓄電池を選びましょう。また、2024年7月現在、売電価格は下がっています。個人向けの発電の情勢を確認せず、収入アップばかり考えると失敗します。

また、蓄電池の寿命や保証内容を確認せずに、導入価格の安さだけを重視して業者に依頼するのも失敗するパターンです。相見積もり後、対応やアフターフォローについても確認しましょう。

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蓄電池のよくある失敗事例【7選】

蓄電池を相場より高い金額で契約した

蓄電池を高額な値段で契約するケースは、失敗の代表例です。特に、相場とかけ離れた金額で悪質業者と契約した場合は被害が大きくなります。

例年、蓄電池を含む太陽光関連における悪質業者の訪問販売について、消費者庁が警告しています。詳しくは「悪質業者の一覧」記事で確認してください。

また、太陽光発電の卒FITで蓄電池を導入する場合は、同じ施工・販売業者に依頼すると割高になる場合があります。相見積もりを取って、比較しましょう。

蓄電池の設置場所が良くなかった

蓄電池の設置場所で失敗する事例もあります。失敗が起こる原因は、業者の知識・実績不足です。

業者に任せっきりにせず、契約前にカタログの寸法を確認しましょう。予定している設置場所で、メジャーを当てて測るのがおすすめです。

蓄電池の補助金が受け取れなかった

これから車の購入や住宅の新築改築を検討している方は是非、地域の自治体にお問合せ下さい。
太陽光発電機・蓄電池・そーラーパネル・電気自動車等補助金の対象になるかもしれないですよ。
付けてからではもらえないのでつける前に確認した方が絶対にいいです。
因みに我が家は設置済みでみ対象外です

— Takahashi (@F15cGudv) April 26, 2022

蓄電池の設置で失敗するケースとして「補助金・助成金が受け取れない」という場合が挙げられます。取り付けてからでは、もらえません。

また、補助金・助成金を受け取る想定で見積もりをもらって、施工後に申請しても受理されない可能性があります。

失敗を避けたいなら、補助金の知識があり、サポートしてくれる業者を選びましょう。

蓄電池を導入しても電気代が安くならなかった

節約目的で蓄電池を導入して、電気代が安くならないケースは失敗したといえます。しかし、簡単に改善する可能性が高いです。

蓄電池は安い料金の深夜帯に電力を溜めて、日中に利用して節約します。単価が時間帯に関わらず一定のプランの場合は、料金が下がりません。太陽光発電と併用する場合も、確認は必要です。

蓄電池の設置で節約したい人は、深夜がお得な電気料金プランにしましょう。

太陽光発電の売電価格が下がって想定より収入を得られない

蓄電池の設置で失敗するパターンとして、想定より売電で収入を得られない場合が挙げられます。2024年7月現在の売電価格は、FIT制度が開始した2012年当初の半分以下になっています。

売電の収入だけが目的の場合は、失敗しやすいです。電気代の削減効果と合わせて、どれだけお得になるかを確認しましょう。現在は、自家消費するほうがおすすめです。

電気料金が高騰しており、2017年頃から自家消費のほうがお得になりました。太陽光発電の今後について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

蓄電池導入後に太陽光発電量が低下した

ソーラーパネル設置後に蓄電池を後付けして、太陽光の発電量が低下するトラブルがあります。原因は、蓄電システムのパワーコンディショナーの選定ミスです。

パワーコンディショナー(パワコン)は電気の変換器で、蓄電池に電気を溜めたり、利用する場合に使われます。後付けする場合は、太陽光発電システムと接続して兼用する場合が多いです。

蓄電池の取り付けと同時にパワーコンディショナーを設置します。しかし、業者が選んだ製品が自宅に設置しているパネルに対応していないと、発電量が低下する場合があります。

蓄電池の導入で太陽光パネルの保証がなくなった

太陽光発電システムに、蓄電池を後付けするとソーラーパネルの保証がなくなる場合があります。

規定を詳しく確認せずに蓄電池を設置すると、保証対象外になり、ソーラーパネルの自然故障時に無償対応してもらえません。

パワーコンディショナーの交換で、保証切れになる可能性が高いです。蓄電池を後付けする場合は、メーカー規定を読んだうえで販売・施工業者に相談しましょう。

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蓄電池選びで失敗しないための基礎知識

家庭用蓄電池の種類や特徴

住宅向け 蓄電池のタイプ	特徴
単機能型	停電対策で蓄電池単体で設置する
ハイブリッド型	太陽光発電設備とパワコンを共有できる
トライブリッド型	太陽光発電設備・電気自動車とパワコンを共有できる

家庭用蓄電池は、大きく分けて3種類あります。太陽光発電や電気自動車との連携で、種類が変わります。単機能型は、シンプルに停電に備えたり、電力を溜めて利用する役割です。

ハイブリッドは、太陽光発電システムと連携するタイプです。トライブリッドは、ソーラーパネル以外にも電気自動車から、送電したり充電する機能を持ちます。

蓄電池の種類やメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

停電時に使える電力でも分類される

蓄電池は停電時の動作タイプが「全負荷」「特定負荷」の2種類あります。機能との組み合わせがあるため、細かく分けると6つに分類されます。

オール電化住宅、もしくは迷ったときは全負荷を選べば問題ありません。停電で電力供給が止まっても、平常時と同様に電気が使えます。200VのIHクッキングヒーターも利用可能です。

非常時は「リビングだけ電気が使えればいい」と考えているなら、特定負荷タイプがおすすめです。ちなみに、ハイブリッド・トライブリッド型を選ぶと「全負荷」になる場合がほとんどです。

蓄電池と太陽光発電システムの連携

引用元｜オムロン公式

蓄電池と太陽光発電システムの構成や連携について、事前に知っておきましょう。

太陽光で発電した電気を溜めたり、蓄電池に充電する場合は、必ずパワーコンディショナーで変換されます。図では2つですが、システムによっては兼用になるパターンもあります。

実際には「分電盤」や「接続箱」など、図には記載されていない機器もあります。工事前に、どのような構成で接続されるのか、施工業者にあらかじめ確認しましょう。

回路数や相性の良い機器を選ぶ

蓄電池の設置で失敗しないためには、太陽光発電システムの回路数を確認しましょう。ソーラーパネルは、工事やメンテナンスがしやすいように、いくつかの接続線をまとめて1本にしています。

まとめた本数を回路数と呼び、パワーコンディショナーによって接続できる数が決められています。合わせないと発電量が落ちるため、確認しましょう。

また、太陽光パネルと蓄電池の相性が悪い組み合わせは避けるのが無難です。施工業者に導入事例を聞いて、チェックするのがおすすめです。

蓄電池が対象の補助金・助成金

設置で失敗しないように、蓄電池が対象になる補助金・助成金を確認しましょう。

2024年7月現在、国としては3つの補助金・助成金制度が利用できます。ただし、どれも予算に達した時点で受付が締め切られます。

政府が金銭的な支援を実施しているうちに、蓄電池を導入するのがおすすめです。補助金について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

目的や環境で最適な蓄電池は異なる

蓄電池タイプ	向いている人の特徴
単機能型	災害や停電対策で導入する
ハイブリッド型	太陽光発電設備がある
トライブリッド型	太陽光発電設備と電気自動車がある

蓄電池の設置目的で、最適な製品は変わります。停電時に備えるだけの場合は、単機能型がおすすめです。

太陽光発電と連携する場合はハイブリッド型、電気自動車の送受電も利用したい場合はトライブリッド型を選びましょう。

容量が大きいと設置場所を取るため、確保すべき電力にあった製品にすべきです。また、停電時に家全体の電気を使いたいなら「全負荷」、一部で問題ないなら「特定負荷」がおすすめです。

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蓄電池で失敗しない選び方

1.蓄電池の導入目的を決める

まず、蓄電池を導入する目的を決めましょう。どんなメリットを得たいのか、困っていることがあるかをリストアップして検討します。

蓄電池は標準的なタイプでも100万円程度かかります。また、10年以上使うことになるため、長期的な視点で考えるのが重要です。

蓄電池の導入目的の例

自分の目的が上記のどれに当てはまるか確認しましょう。最適な蓄電池のタイプは使い方によって異なります。

複数の目的がある場合は、どの目的が最も重要なのかを明確にするのがおすすめです。

2.電力会社の料金プランと1年分の電気使用量を確認する

次に、電気料金プランと使用量を把握しましょう。事前にわかっていれば、無駄な機能がついていたり、使い切れないほどの大容量の蓄電池を選ばずに済みます。

電気使用量は季節によって変動するため、過去1年間の履歴を確認しましょう。数年分集めておくと、信頼性が高まります。

また、電気使用量が多くなる時間帯もチェックしましょう。利用が集中する時間帯によって、節約できる金額が変わります。

将来どのくらい消費する電力が変動するか考慮する

将来的な電気消費量の増減や、よく使う時間帯の変動も考慮するのがおすすめです。

例えば、蓄電池の導入時に産休・育休を取っている場合は、日中の電気消費量が多くなります。しかし、子どもが成長すると電力消費量や利用のピークになる時間帯が変わります。

将来的な変動を考えて、業者と相談しつつシミュレーションしましょう。

3.停電や災害時に使いたい電化製品の容量と時間を計算する

防災や停電の対策で蓄電池を導入する際は「停電時に使いたい家電」を決めて計算しましょう。

どのくらい利用したい家電があるかで、必要な蓄電池の容量が変わります。使いたい家電を何時間使うか、と計算するのがおすすめです。

主な家電の消費電力

	消費電力
IHクッキングヒーター(1口)	3,000W
電子レンジ	1,400W
炊飯器	1,300W
浴室乾燥機	1,290W
ドライヤー	1,000W
エアコン(10～15畳)	750～1,100W
電気ポット	800W
洗濯機	400W
冷蔵庫	200～300W
液晶テレビ	50W
LED電球	8W

参考：クール・東京

消費電力1,000Wのドライヤーを3時間使用した場合は「1,000W×3h÷1,000＝3kWh」と計算します。調理家電やエアコン、ドライヤーなどの電力消費は激しいです。

停電時に最低限使いたい家電の時間や、復旧に掛かる期間から、必要な蓄電池の容量を試算しましょう。迷ったら、10kWh以上にするのがおすすめです。

4.シミュレーションして蓄電池を選ぶ

目的・電気料金プラン・消費電力の想定が終わったら、シミュレーションをして蓄電池を選びましょう。

3つの要素がわかっていれば、業者の担当者が適切にシミュレーションしてくれます。蓄電池の設置で失敗したと感じる可能性は低くなります。

まず、無料の一括見積もりサイトから依頼しましょう。費用を提示してくれた信用できる業者に、シミュレーションの相談をするのが良いです。

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蓄電池の設置で失敗しない優良業者の見極め方

親身でメリットと導入リスクの両方を説明してくれる

蓄電池の優良業者は、親身になってメリット・デメリットの両方を丁寧に説明してくれます。良い面だけを強調しません。

また、容量に余裕を持たせる提案はしますが、大きすぎて設置場所に困るような製品はおすすめしません。

個人の自宅状況に合わせた製品の提案か、チェックしましょう。相見積もり後の対応で、信用できる業者を判断できます。

導入シミュレーションが現実的

良い販売・施工業者は、蓄電池の導入シミュレーションが現実的です。目安の寿命を超えた年数で計算しません。

蓄電池の寿命は10～15年といわれているため、どのくらいの期間で元が取れる計算にしているか確認しましょう。

もらえる補助金に詳しく申請などをサポートしてくれる

もらえる補助金・助成金に詳しいか、チェックするのがおすすめです。優良業者は、補助金・助成金について詳しい可能性が高いです。

対象地域での施工数が多く、何度も申請していて慣れています。また、代理申請や補助金をもらうためのサポートをしてくれるか、という点も確認しましょう。

アフターサービスや工事保証などが充実している

蓄電池の優良業者は、アフターサービスや工事保証が充実しています。

ほとんどの場合、蓄電池は設置して10年以上利用します。使用期間が長いため、定期点検などのアフターサービスがあるか確認しましょう。

また、製品保証だけでなく工事保証もチェックするのがおすすめです。施工不良が見つかったときに、無償で対応してくれる業者を選ぶのがベターです。

太陽光発電やオール電化の知識が豊富

太陽光発電やオール電化の知識が豊富にあるのが、優良業者の特徴です。蓄電池は、さまざまなシステムと連携するのが前提の製品です。

接続する機器の知識が重要なので、提案内容で太陽光発電システムやエコキュートなどのシステムとの連携が考慮されているか確認しましょう。

また、気になる点について営業担当やスタッフに確認すると、知識があるかわかります。

数多くの施工実績がある

施工実績が多いと優良業者である可能性が高いです。悪質な企業は信頼されないため、工事の件数自体が少ないです。施工実績は100件を目安にしましょう。

ちなみに、悪質な業者は他社の事例を堂々と掲載している場合があります。

相見積もりを取ったあとに、営業担当にどのような施工実績があったのか具体的に質問して、業者を見極めましょう。

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蓄電池の導入で失敗したくないなら、Aoieにご相談ください。年間700件以上の施工実績があります。

また、太陽光発電システムについても取り扱っています。蓄電池やソーラーパネルの設置でもらえる補助金・助成金についてもご相談可能です。

蓄電池の設置を検討されているなら、お気軽にお問い合わせください。わずか30秒で、見積もり依頼ができます。

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【まとめ】失敗を予防して蓄電池を設置するのがおすすめ

蓄電池の失敗は予防できます。目的や使い方をあらかじめ決めれば、適切な製品がわかります。

また、失敗事例や基礎知識を学べば、残念な結果にはなりません。優良な業者を選べば、蓄電池の設置で満足する可能性が高いです。

蓄電池の失敗は予防できるので、設置するのがおすすめです。無料で相見積もりを取れるので、以下から問い合わせましょう。

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